水産養殖+水耕栽培=アクアポニックス

アクアポニックス(魚耕栽培)とは、水産養殖(魚の養殖)と水耕栽培(土ではなく水で作物を育てる農法)をかけ合わせた新しい農法。魚が汚した水に含まれる物質(排泄物など)が植物のタンクに送られ、それを植物が栄養として吸収、浄化された水が再び魚の水槽に戻る、循環型の農業だ。

「アクアポニックス」(aquaponics)という言葉は、2つの単語を掛け合わせた造語で、水産養殖を意味する単語「アクアカルチャー」(aquaculture)の”アクア”と、水耕栽培を意味する単語「ハイドロポニックス」(hydroponics)の”ポニックス”からきている。

アメリカにある大規模なアクアポニックス施設 - Photo credit: Urban Organics
アメリカにある大規模なアクアポニックス施設 – Photo credit: Urban Organics

「未来の農業」として注目

アクアポニックスが「未来の農業」として注目される理由は、その環境配慮に適した農法のモデルから。ほとんど無駄を出さない循環型農業であるがゆえに、食料生産、水不足、貧困問題など、世界中でいま懸念されている様々な社会的課題の解決策のひとつとして注目されている。

1980年半ばにはアメリカで初めての商業システムが誕生。現在は、アメリカとオーストラリアを中心に欧州や中途地域にも広がってきている。

魚の大型タンク - Photo credit: Urban Organics
魚の大型タンク – Photo credit: Urban Organics

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目次
はじめに
ー アクアポニックスとは(現在のページ)
将来性と市場規模
アクアポニックスと水耕栽培の違い
8つの特徴
アクアポニックスの循環
選ばれる代表的な魚
アクアポニックスの歴史