アクアポニックス(魚耕栽培)の大きな特徴である、循環性。魚、バクテリア、植物の3つが自然の生態系と同じように循環サイクルの一部となり、無駄なものを出さずに育っていく。このページでは、その具体的な循環の仕組みについて触れていきたい。

アンモニアから亜硝酸塩に

アクアポニックスの循環の最初の地点は、魚からスタートする。魚の排泄物に含まれるアンモニア(NH3)が水中に放出されると、それを「ニトロソモナス」という好気性バクテリアが亜硝酸塩 – あしょうさんえん – (NO2)という物質に分解。

亜硝酸塩から硝酸塩に

ただこの時点ではまだ魚にも植物にも有害だ。ここからさらに同じく好気性のバクテリア「ニトロスピラ」によって亜硝酸塩は硝酸塩 – しょうさんえん – (NO3)に分解される。この硝酸塩が植物の栄養となる。これを吸収した植物のタンク内の水は浄化され、再び魚のタンクに戻っていく。

アクアポニックスの循環

アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩。この3つの段階によってアクアポニックスは循環していることになる。まさに魚、バクテリア、植物にとって「Win-Win」な関係である。

次のページへ

目次
はじめに
アクアポニックスとは
将来性と市場規模
アクアポニックスと水耕栽培の違い
8つの特徴
ー アクアポニックスの循環(現在のページ)
選ばれる代表的な魚
アクアポニックスの歴史