イギリスで初のアクアポニックス温室が誕生。テレビ司会者Kate Humbleの農場「Humble by Nature」が建設

ウェールズ南東部モンマスシャーにて、イギリスでは初となるアクアポニックス(魚耕栽培)温室が誕生した。体験型農場を運営する企業「Humble by Nature」が完成させた。

イギリスで最初のソーラー発電型アクアポニックス農場
photo credit: The Guardian
この記事のポイント
・エネルギーを有効活用する「サーマルマス」構造
・魚の餌も敷地内で養殖
・創業者Kate Humble氏の経歴

ウェールズ南東部モンマスシャーにて、イギリスでは初となるアクアポニックス(魚耕栽培)温室が誕生した。体験型農場を運営する企業「Humble by Nature」が完成させた。

温室のサイズは、12×7メートル。壁が太陽熱を最大限に吸収し蓄積する構造(サーマルマス)となっており、この熱を夜間に放出することで保温を行う。

魚はティラピアを養殖しており、この餌となるミミズやブラックソルジャー(ハエの幼虫)も敷地内で養殖している。農薬や化学肥料は一切使っていない。

「Humble by Nature」の代表を務めるテレビ司会者のKate Humble氏は、47ヘクタールの農場経営に長年苦しんでいた。「この広さでは収益に限界がある」と買い手を探そうと思った時期が3年前にあった。そんなときに、新しい循環型農法「アクアポニックス」に出会う。「これこそがキーだ」と感じた。

その後、社会的企業「Aquaponics UK」の科学者であるCharlie Price氏とBecky Brainbridge氏に出会い、「少ない場所で多くの作物を栽培する」というコンセプトの元、施設の建設計画がスタートした。

近いうちには年間30〜35kgの果物と野菜、200kgの魚を生産できるほどになるそうだ。これは、地域のレストランやカフェに販売するには十分すぎる量だと言う。

Reference: The Guardian